今週のごあいさつ

慶讃大法要、もうすぐです

 早いもので、もう10月になりました。今月を含めて今年ももう3か月となりましたが、その割にはまだ半袖で過ごしていることにちょっと驚きます。

 今月の15日には、金毘羅院の慶讃大法要を行います。構想して、話し合って、準備して、と半年ほど前から動いてきましたが、気がつくとあと半月にまで迫っていました。

 着々と準備はしているものの、日にちが近くなると何か不備がないか、もっと考えておかなければいけないことはないか、色々考えてしまいます。

 前回このくらいの規模の法要をしたのは平成2年のことなので、実に33年ぶりの特別な法要となります。33年と言うと、よく観音様をお祀りしているお寺が、秘仏の御開帳をするのが33年に1度だったりします。

 本当に久方ぶりの大きな催しだなと思うのですが、前回は何の法要だったかと言うと、今の本堂が完成した落慶法要が平成2年に行われました。

 その時私はまだ小学校にあがる前で、衣を着て稚児行列に参加した写真が残っています。今回の法要では私の子どもたちも稚児行列に参加する予定なので、世代が一巡りして、またこのような法要をすることが出来ためぐりあわせをありがたいなぁと思いながら準備をしております。

 またありがたいと言えば、前回は本堂の落慶法要、今回の慶讃大法要は春に完成した境内の改修工事の落慶法要も兼ねているのですが、33年間という年月の中、時代も変わっていく中でこうしてお寺が発展し続けられているということが、本当にありがたいと思っています。

 先代の院主が開いた金毘羅院というお寺、院主を慕ってお参りが絶えず、どんどん隆盛していった時代があり、しかし時代も変わり院主が亡くなって今年で8年になりますが、それでもこうして大きな事業を無事に遂げられたことが、本尊様のお陰であり、お寺にご縁のある方々のお陰だと感謝しております。

 そういった気持ちが伝わるような法要にしようと思っておりますので、どうぞ皆様お参りください。

 次にこの規模の法要をするのは33年後になるかもしれませんので。とはいえ、それくらい先になっても必要とされるお寺であり続けることが大事なのでしょうね。

 どうぞお参りしてください。

 今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。       合掌