今週のごあいさつ
しんどいときほど忘れないで
朝晩が少し涼しくなってきましたが、日中はまだまだ日差しが強いですね。かえって気温差があると体調も崩しやすくなりますのでお気を付けください。
・わりと多くの人に当てはまるんじゃないかと思うのですが、よく聞く悩みに、「家と職場とを往復するような毎日で…」と代わり映えのしない日常にちょっとうんざりするようなことがあります。
別に仕事の帰りにどこかに寄り道をするのも、休日に行ったことのない場所に行くのも自由なので、そうすることもあるのでしょうが、頻繁にそういうことをする気力もわかないし、なんとなく過ごす日常にすり減っていってしまう。そういうことがあると思います。
ただ、前にテレビを見たら、いつもテレビで見かける売れっ子の芸能人が、「毎日家とスタジオを行き来するだけで、だんだん自分がすり減っていくので、パチンコをするのが唯一の気晴らしだ。」ということを言っていて、芸能人ってもっと毎日に刺激があって退屈しないものだと思っていたので、なんだか驚いたような、結局何の仕事をしているかは関係なく、人間ってそういうものなんだな、と思ったことがあります。
毎日が安定のしない生活をしていると、刺激は多いかもしれませんが、落ち着いた感じにはなれないかもしれません。
でも安定して、毎日決まったことをこなすだけになると、刺激が足りなくて飽きてきてしまう。
つくづく人間とはやっかいなものだなと思いますが、自分のやっていることに少々飽きてしまったからと言って、自分のやっていることがしょうもないことというわけではないし、自分自身がしょうもない人間というわけでもないよ、というのは忘れないようにしておきたいと思っています。
色んな感情が混ざってしまうと落ち込んでしまうこともあるので、そうはならないように。みなさんそれぞれ大したことをやっているのだと思います。
・もうかれこれ10年くらい倉吉の養護学校にお抹茶の講師としてお招きいただいているのですが、先週も久しぶりに行ってきました。正座が痛そうだったり、お抹茶が苦くて飲みにくそうにしている子もいましたが、普段の授業とは違ったイベントのように楽しんでくれればいいなと思っています。
20代の頃に、本当に楽しく学んだお抹茶がいろんな形で活かすことが出来ているので、ありがたいことだなと思っているのですが、今日はお抹茶でご縁が出来た人たちが次々にお参りされて、とてもびっくりしました。ずいぶん久しぶりに会ったのですが、年月を越えて親しくお話が出来たので嬉しかったです。
最初の話に戻りますが、毎日同じことの繰り返しをしているような気がするときは、自分一人でグルグル回っているような気になるのかもしれませんが、今の自分があるのは、今まで出会ってきた人との縁によって作られているのだと思います。
悩んでしまうとそういうことも忘れてしまうものですが、こんな風に何年も会っていなくても、一度出会っているのなら、縁というのはどこかで繋がっているのだと思います。
自分がいることで、出会ってきた誰かの助けになっているのなら、ちょっと頑張ろうかという気になりますよね。
いい縁をたくさん結んでいきましょうね。
今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。 合掌