今週のごあいさつ

法燈五十周年 慶讃大法要 無事終わりました。

 先週の日曜日に行いました、大平山金毘羅院 法燈五十周年 慶讃大法要、無事に終えることが出来ました。

 まずはちょっとお天気のことを。法要から一週間前の天気予報では雨マークが出ていて、お天気に不安を覚えていたのですが、日が経つごとに晴マークに変わっていき、もう降る心配はなさそうだというぐらい雨の気配はありませんでした。

 ところが法要の二日前ぐらいから天気が変わり始め、再び雨予報に。前日の夜、当日の朝も強い雨が降り、それでも15日の7時くらいからはスッキリした秋晴れとなり、ああよかったと思ったのもつかの間、細かな天気予報を見ると、ちょうど10時くらいから本降りになりそうな予報が出ていました。

 10時というと、ちょうど稚児行列がお寺に向かい、お坊さんたちが外でお経をあげる時間です。もう気が気じゃなくて、なんとか天気がもってくれと祈りながら法要までの時間を過ごしました。

 結果から言うと少し雨がパラつくことはありましたが、ちゃんとお天気はもってくれて、お稚児さんもお坊さんも、参拝の方も濡れることなく法要を終えることが出来ました。

 最近の天気予報は細かなところまで見れて、その分気にしだすと10分おきにでも見てしまいましたが、ああいう時は腹を決めて、お天気は大丈夫だと信じてどっしりしていた方が良かったなと、終わってから思いました。この前の文章には「お天気はおまけのようなものだ」と書きましたが、そうもいきませんでした。

 お天気の話はここまでで、とにかく無事に終わることが出来ました。

 法要までの期間、しっかりと準備をして、細かなところも抜けがないように注意しながら当日を迎えたつもりですが、やっぱり人が来るようになると、どれだけ準備をしても慌ただしくなって余裕がなくなりました。

 やれるだけのことはやったけれど、その結果としてお参りしてくださった人、参加をしてくれた人、みんなが喜んでもらえるものになったのか、それすら気にする余裕もないまま始まってみればあっという間に法要は終わってしまったのですが、後で多くの方から晴れ晴れとしたお顔でお礼を言っていただきました。

 準備をしている最中は、50周年の記念と、工事が完成した節目の法要を本尊様、ご参拝くださる皆様、そして金毘羅院を開創した照玄和尚への感謝をささげるために行うんだという気持ちでやっておりましたが、法要が始まってみないと、その結果がどこに行きつくのか、自分たちでもよくわかっていませんでした。

 それが、こうして法要を行う中で、皆様の晴れ晴れとした顔、気持ちを込めたお言葉などをいただくことで、あぁ、やって良かったなぁ。そして、自分たちが思っていた以上に意味のある大きな行事だったのだなと感じました。

 法要が終わって諸々の片づけをして、昨日10月21日は院主の命日でした。今回は身内だけでのおつとめでしたが、無事に法要が終わったことを報告しました。

 法要の時に本堂の中の院主がいた部屋にお参りが出来るようしつらえをしたのですが、多くの方にお参り頂けたようで、院主も喜んでいると思います。

 さて、色々終わって一息つきたいところですが、来月3日には秋の大祭が控えております。少しゆっくりと腰を落ち着けたいところではありますが、落ち着きすぎて祈りや感謝が内向きになってもいけません。やっぱり金毘羅院は参拝してくださる方への祈念を第一にやっていくものだと、この度改めて実感しました。

 どうぞ今後ともよろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。

                                   合掌