今週のごあいさつ
固まる傾向
金毘羅院というお寺はご祈祷をしたり供養をしたり、相談をうけたり体験会的なものを開いたりと、色んなことをしているのですが、不思議なことに時期によって「固まる傾向」があったりします。
どういうことかというと、例えば昨日は赤ちゃんの初参りが同時刻に2件あり、今日も2件初参りの予約があって、初参りが固まって入ってくるんですね。
あとは、これもよくあることなのですが、車の祈祷が入ると、同じ日にもう一件車の祈祷が来る。これがけっこうな確率でその通りになるんです。
他には、今月は他の月に比べて相談の予約が多かったりしますし、月によっては供養ごとばかり受けている時もある。
なんか今月はこればっかりやっているなぁ、と思うことがけっこうあって、どういう理屈なのかはわかりませんが、そういう固まる傾向があるようです。
ただ、よく考えてみると、一つのお寺の中にそれだけのコンテンツがあって、それに対してそれぞれ需要を感じてもらえているというのはありがたいことだなと思っています。
友達のお坊さんとしゃべっていても、「お寺って何でも屋だよな」という話になったりします。色んなことが出来て、それを頼って人が集まる。そういうことが出来ている限り、時代が変わってもお寺という場所は必要とされるのではないかと、やや希望も入っていますがそんなふうに考えています。
信仰心を持つ人が昔に比べて少なくなった、と言われたりしますが、最近私は、信仰というのは信仰心をもってする行動だと思っていて、誰しもが何かに対してそういった行動を起こしているんはないかと考えています。
何に向かってその行動を起こしているかが分かれば、その人にとって信仰という言葉はより身近になるのではないでしょうか。
なんかそんなことをぼんやりと考えています。
さて、来週土曜日は朔日祭、来月16日には金毘羅院夏季大祭を行います。これからも色んなことを行っていきますが、それらの何かが皆さんに届けばいいなと思っています。
今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。 合掌