ご 祈 祷
身体健全・家内安全・各種ご祈祷について
大 平 山 金 毘 羅 院
おおひらさん こんぴらいん
大平山金毘羅院
おおひらさん こんぴらいん
【11月3日】
秋季大祭を厳修いたします ≫
七五三参りを受け付けております。 ≫
【令和6年 1月15日 ~ 令和7年 9月30日まで】
山門前道路が通行止めになります。駐車場案内はこちらからご確認ください。 ≫
現在以下の新規受付をおこなっておりません。
・お祈り守り
・団体参拝
今日はお彼岸のお中日です。こちらでは朝から雨が降り、お墓参りにはあまり適さない日となりました。
それでも倉吉では、しばらくまとまった雨が降っていなかったので、これで少しは涼しくなるのかなと期待します。暑さ寒さも彼岸までといいますが、9月に入っても暑さが厳しすぎたので、彼岸を境に気温が落ち着くことを祈るばかりです。
ただ、場所によっては災害となるような雨が降っているので、重苦しい気持ちにもなりますね。暑すぎるのも、雨が降りすぎるのも、困ったものです。
さて、先日は中秋の名月で、お天気も良かったことから見事な月を見ることが出来ました。
月に関しては猛暑もあまり関係なく(もしかしたら今後影響がでたりするのかもしれませんが)きれいに見えますね。
仏教と月というのは関係が深く、仏教を開いたお釈迦様は、満月の日に生まれ、満月の日に悟りを開き、満月の日に涅槃に入られたという言い伝えもあります。
真言宗でも月輪観という瞑想法があり、満月を心にイメージして行う瞑想があります。
お大師様は著作の中で「仏の教えというのは遥か遠いものではなく、本来自分の心に備わっている身近なものなんだよ」と説いておられます。
その教えが月を悟りの象徴として説かれます。
満月は夜空にありのままのものとして煌々とのぼっています。けれども雲が覆ってしまえば、その月を見ることが出来ません。
私たちの心も、ありのままにあれば、本来備わっている仏の教えを活かして清らかな心のまま生きていけるのですが、長く生きるうちに様々な迷いや不安、苦しみを経験し、煩悩という厚い雲で心を覆ってしまうことになります。
陰りのない月のような心を目指すのではなく、もともとその月が自分の中に宿っているんだよという教えは、ともすれば自分を低く見積もってしまう現代の日本人にとっては、なんだかとても勇気をもらえるような教えだと思っています。
それにしても秋の月というのは、宗教的な教えがなくても、ただそれを見るだけで、何か荘厳な気持にさせてくれますね。
以前、一般の方なのですが、満月の夜には山奥の川に入って禊をしているという方の話を聞いたことがあります。
自分がそれをやるかと言われると、そこまでやる勇気がわかなかったのですが、それでも澄み渡った月夜の晩に、清らかな川で身を浄めるというのは、すごく清浄なきもちになるのだろうなと憧れたのを覚えています。
これから冬にかけて、見事な月を見る機会が増えていきます。
よければ、自分に備わっている清らかな心を思い出してもらえればなと思います。
今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。 合掌
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金毘羅院墓地「照光苑」について
昭和37年、それまでは岡山県新見市を中心に活動をしていた先代の住職が、
新しい布教の場を求めて托鉢修行を発願いたしました。 その時に倉吉の地で
知り合った方から現在の金毘羅院の基礎となる土地を譲り受け小さなお堂を
建立しました。これが当山の始まりです。
その後、数度の建て直しを経て平成2年に現在の本堂が落慶されました。現
在ではご祈祷を中心に参拝者のご相談を聞くお寺として、地元や近隣の県よ
り多くのお参りを頂いております。
また平成23年からは金毘羅院墓地「照光苑」を開き、永代供養墓「還阿堂」
を建立いたしました。
参拝の仕方はこちらから