金毘羅院

大 平 山 金 毘 羅 院

おおひらさん こんぴらいん

金毘羅院

大平山金毘羅院

おおひらさん こんぴらいん

11月 行事予定

1日朔日祭 ≫

3日秋季大祭 ≫

18日先祖供養の日

24日水子供養の日

今週のごあいさつ

あれから9年たちました

 10月なのに半袖で過ごすことの多かった10月上旬でしたが、今週からグッと寒くなるようですね。季節の移り変わり方が急ハンドルをきるような感じに変わってきましたね。

 お釈迦様は「諸行無常」を説かれ、「この世は常に変化し続けている」と言われましたが、最近は変化の仕方が早すぎて、気候変動にしろ、テクノロジーの発達にしろ、20年前、30年前と比べたらガラッと変わってしまいましたよね。

 生活様式も、それに伴う生き方への考え方もすごい速さで変化していて、一つの考えに長く落ち着くということが出来なくなりました。

 そりゃあ毎日忙しく感じるよな、と改めて思います。たくさんの情報が常に入ってきて、それに振り回されるように毎日が過ぎていく。人は昔よりずっと長生きするようになりましたが、それでも時間が足らないと、錯覚してしまうほど目まぐるしく感じてしまいますね。

 せっかく涼しくなるのなら、秋の夜長をゆっくり楽しみたいものです。

 さて、10月21日は金毘羅院院主 池上照玄の命日になります。2015年に亡くなったのでまる9年。回忌で数えれば十回忌になります。

 十回忌と聞くと、ずいぶん時間がたったように思いますが、実際は「もうそんなに時間がたったのか」と驚くばかりです。

 とはいえ、この9年の間に境内の大工事が行われて、落慶法要まで行ったと思えば、確かにそれなりの年月が経っているのだと思います。

 ただ、いまだに本堂で院主がお勤めする姿を思い浮かべると、まだこの場にいてもおかしくないような気がすることもあります。

 境内の工事を経て、お寺が大きくなったなと思うのですが、それでもその基礎のほとんどを院主一代で築いたことを思うと、とてつもないことをやってのけた人なんだなと、改めて感心せずにはいられません。

 前に誰かに、「一代でお寺をこれだけ大きくするなんて、君のおじいさんは相当なやり手だね。」と言われたことがあったのですが、「やり手」という言葉は院主には当てはまらないような気がして、その時は「うーん、そうですかね?」と濁すような返事をしたのを覚えています。

 「やり手」ではないにしろ、多くの人からの期待に応え続けた結果が今のお寺につながっているのだろうなとは思っています。

 たくさんの人の悩みや不安に答えと道筋を示し続けたお坊さんだった。それは正しい宗教者としてのあり方なのだと思います。

 時代は目まぐるしく変わっていますが、院主のような人は今の時代でもきっと必要とされることでしょう。

 院主には遠く及ばないものの、少しでもいい宗教者たれるよう、精進していかなければいけないなと、命日が近づき思いました。

 院主の命日には、実は大好きだったスイーツをたくさんお供えして、供養のおつとめしようと思います。

 ご縁のある皆様方も、よければお墓にお参りしてくだされば、院主も喜ぶことだと思います。「よお来た、よお来た。」といつものあの口調で。

 今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。      合掌

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金毘羅院について

昭和37年、それまでは岡山県新見市を中心に活動をしていた先代の住職が、 新しい布教の場を求めて托鉢修行を発願いたしました。 その時に倉吉の地で 知り合った方から現在の金毘羅院の基礎となる土地を譲り受け小さなお堂を 建立しました。これが当山の始まりです。

その後、数度の建て直しを経て平成2年に現在の本堂が落慶されました。現 在ではご祈祷を中心に参拝者のご相談を聞くお寺として、地元や近隣の県よ り多くのお参りを頂いております。

また平成23年からは金毘羅院墓地「照光苑」を開き、永代供養墓「還阿堂」 を建立いたしました。

金毘羅院について
団体参拝

団体参拝(ツアー)

金毘羅院では団体参拝を受付けております。祈願ろうそく、ぼけ封じ絵馬からお選びいただきます。

出張

出 張

金毘羅院では年に4回、松江と福山に出張しております。どなたでも自由にご参加いただけます。