金毘羅院

大 平 山 金 毘 羅 院

おおひらさん こんぴらいん

金毘羅院

大平山金毘羅院

おおひらさん こんぴらいん

11月 行事予定

1日朔日祭 ≫

3日秋季大祭 ≫

18日先祖供養の日

24日水子供養の日

今週のごあいさつ

情緒のない暑さ

 今日は七夕ですね。娘が保育園から習ったのか「♪ささの葉さーらさらー」と歌っていました。願い事を書くための短冊も家に持って帰ってきていました。

 短冊に願い事を書いて、笹の葉に結び付けるって、情緒があっていいですね。大人になると七夕という行事はスルーされがちになると思うのですが、子供がいることであらためて文化に触れることが出来ることもあるんですね。

 ただ、自分が子供のころと比べて、七夕ってこんなに暑かったかなぁ?と思ってしまいます。昔はもっと涼しかったような。そして、例年この時期はまだ梅雨なので雨もよく降っていて、もっとしっとりとした季節だったように思います。

 今はもう、とんでもない暑い日が続いていますし、雨も降りだせば災害級の雨が降るしと、七夕という文化は残っていても、環境が情緒に伴なっていない感じがしますね。

 そういえば先日、三朝の蛍がたくさん見れる場所に行ってきました。昨年初めてそこに行ってみたのですが、思っていた以上にたくさんの蛍が飛んでいて(こどもが飛んできた蛍を捕まえられるくらい)、今年も行ってみようということで出かけてみました。

 ただ、今年はちょっと時期が遅かったのか、昨年よりも蛍は多くいませんでした。それでも何十匹かの蛍が飛んでいるのを見るのはうれしい気持ちになりました。

 三朝の旅館に泊まりに来ている観光客の人たちの「久しぶりにこんなたくさんの蛍を見た」とか「蛍を実際に見るのは初めてだ」という声も聞こえてきました。

 

 ただ半面、蛍も昔はもっと日常的に見られたもので、こんなふうにわざわざ見に行くものでもなかったと思うのです。それが、蛍の数が少なくなっていき、見ることの方が珍しくなったために、エンタメ化するというのか、思い出作りのための蛍見物、みたいになってしまっているのも、なんとなくさみしい気持ちになります。

 蛍を見ると情緒を感じますが、昔は季節がまた巡ってくる、その循環を感じることが情緒と言われていたと思うのですが、今ではその季節の循環が目に見えておかしくなっていて、この先に対する不安が頭をよぎってしまいます。

 そういえばここ数十年で虫の数が8割ぐらい減っていると聞いたこともあります。虫が嫌いな人には朗報かもしれませんが、大きく生態系が変わっていっているのでしょう。

 諸行無常は「かわらないものはない」という意味ですが、それを言い訳にして、なんでも好き勝手変えていいわけでもないんだよな、と思ったりしています。

 前に1度、天の川を見たことがあります。倉吉は田舎の町ですが、それでも倉吉では天の川を見たことがなくて、奈良の天川村という、名前からして天の川が見られそうなところで、夜中の3時くらいに見ました。

 すごくきれいで感動をしたのですが、「ほんとうにあるんだ!」という気持ちもありました。今までは話で聞いたり、写真や映像で見たことがあるだけだったので、実際にこの目で見ることが出来たことに驚きがありました。

 どんどん便利になるのも結構なことですが、蛍や天の川がもう少し身近にあるような、そういう環境が保持できればいいですよね。なんたって、夏は暑すぎるし、夜は明るすぎる。

 思わずぼやきたくなるような暑さですが、まだ夏の始まりなんですよね。

 ほんと、暑さに気を付けましょう。

 今週も最後まで読んでいただきありがとうございました       合掌

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金毘羅院について

昭和37年、それまでは岡山県新見市を中心に活動をしていた先代の住職が、 新しい布教の場を求めて托鉢修行を発願いたしました。 その時に倉吉の地で 知り合った方から現在の金毘羅院の基礎となる土地を譲り受け小さなお堂を 建立しました。これが当山の始まりです。

その後、数度の建て直しを経て平成2年に現在の本堂が落慶されました。現 在ではご祈祷を中心に参拝者のご相談を聞くお寺として、地元や近隣の県よ り多くのお参りを頂いております。

また平成23年からは金毘羅院墓地「照光苑」を開き、永代供養墓「還阿堂」 を建立いたしました。

金毘羅院について
団体参拝

団体参拝(ツアー)

金毘羅院では団体参拝を受付けております。祈願ろうそく、ぼけ封じ絵馬からお選びいただきます。

出張

出 張

金毘羅院では年に4回、松江と福山に出張しております。どなたでも自由にご参加いただけます。