今週のごあいさつ
連休にお寺へ
個人的な話ですが5年手帳というものを使っています。1ページが5段にわかれていて、〇月〇日の5年分を書き込めるようになっています。1段がそれほど大きくないので、毎日数行、今日何があったかを書き込んでいます。
日々のことを書くのと同時に、前の年にあったことを読むことができるので、なかなか楽しいです。「ああ、去年はこんなことを悩んでいたんだな。」とか、「これをやりたいと意気込みを書いているけど、1年たってもまだできていないな」とかいろいろ。
楽しいのは子どもの成長について書いているもので、「そういえばこんなことあったな」とか「2年前にはこれも出来なかったのか、成長しているんだな」と感慨深くなります。
お寺のことだと、行事の前にこんな準備をしたとか、これは来年に活かした方がいいと書いておけば、あとから見直して「そうか、これくらいの時期からこれをしておけばいいんだな」と思い出したりできます。
ちなみに、このゴールデンウイークの連休中には、「ゴールデンウイークにはお墓参りが多い。あと本堂においてあるお加持水がなくなる」と書いてありました。
そうだったかな?と思いつつ、お墓の花立てを増やして、護摩の時、多めにお加持水を作って準備をしていたところ、確かに連日お墓参りが多く、お花のお供えが増えました。
本堂のお加持水も減るのが早く、追加しておいてよかったなと思っています。
それにしても、お盆やお彼岸だけでなく、連休にもお墓参りに行くというのは、なんだか素敵なことですね。連休で家族がそろったからとか色んな理由はあるのでしょうが、お休みの日にお墓参りをするというのは、清々しさを感じます。
お加持水にしても、四国八十八ケ所お砂踏みに来た方が、本堂にお参りをされて持って帰られたり、こちらも家族がそろったのでお参りに来て水を持って帰ったりしているようです。
お寺にいると、なかなか自分が連休の恩恵を受けることはなく、どこかに出かけたりということがないので、大型連休の過ごし方があまり想像できないのですが、「連休だからお寺にお参りに行こう」と思ってもらえるのは、すごくありがたく思っています。
連休だから海外に行ったり、テーマパークに行ったりと、普段はいかない特別な場所に行く人も多いと思います。そんな中、お寺も特別な場所として連休中に足を運んでもらえるのは、とても幸せなことだと感じています。
こちらは、連休だからと特別に構えているわけではありませんが、日々拝んで、山内を奇麗にして、そういう積み重ねがお寺の特別な雰囲気として受け取ってもらえれば幸いです。
四国八十八ケ所お砂踏みも5月6日まで行っていますので、まだお参りでない方はお早めに。例年、最終日が比較的ゆっくりお参りできそうです。良ければどうぞ。
それでは、引き続き良い連休をお過ごしください。 合掌