今週のごあいさつ

眺める分にはきれいな雪

 3連休の中日ですが、朝起きたら今季で一番雪が積もって、お参りも落ち着いております。

 午前中に法事が入っていたので、朝のお勤めが終わるとすぐに雪かきに。今回の雪はさらさらと軽い雪だったので、比較的雪かきしやすくて、朝の早い段階でお参りしやすい状態になりました。

 日中は青空も見えてお天気も良く、気温も上がってきたので(じゃあ最初から降らなくていいのにと思いつつ)積もっていた雪もとけるのが早そうです。

 ただ、明日まで雪が降りやすいらしく、今日とけても明日にはどうなっているか。出来れば今年はもうこれでお終いにしてもらいたいですけどね。

 今年の寒波はとにかく期間が長いです。積もらなかったと安心しても、寒波の続く期間のうちは安心出来ず、ようやく寒波も終わりそうだぞと思った頃にしっかりと積もったりする。

 北陸や北日本の日本海側(最近特にニュースで聞く単語になりました)では災害級のドカ雪になっているようですし、なんか今年はいつもと違うなと感じる冬でした。

 この頃よく聞きますが、この寒波やドカ雪は、地球温暖化が原因になっているらしいです。海水温が冬になっても温かく、水蒸気がたちやすい状態になっているのだと。そこへ冷えた空気が入ると大雪になるのだと。

 夏の異常な暑さだけでなく、冬にも雪の降る地域には大きな障害になっているのですね。

 それで、夏には「観測史上最高の暑さ」とか「10年に1度の~」と毎年耳にするようになりましたが、この冬は「10年に一度の最強寒波」とか「観測史上1番の積雪」と言われていました。これが、おそらく毎年続くんじゃないかと不安に思っております。

 一昔前は何かの原因で異常に暑い夏とか異常に寒い冬と夏年があったのでしょうが、今は温暖化が原因で、正常とされていた季節のあり方から大きく逸れていってしまっている。

 そうすると異常な状態が正常みたいな、何を言っているのかわからないような季節の移ろい方になっていくのではないかと思います。嫌ですね。

 朝雪かきしながら、「雪も雨も降ってほしいって思わなくても、勝手にこれだけ降るもんな。」と半ばあきらめた気持ちをしていましたが、ぱっと顔を上げると晴れ渡った空に一面の真っ白な雪があって、それがとてもきれいで、しばらく見とれてしまいました。

 「そうか、これも見たいと思って見れる景色じゃないんだよな。」と少し気持ちが和みました。

 なんでも簡単に「自分は不幸だ」と決めつけてしまうのもよくないものだとちょっと反省もしました。

 連休が明ければあたたかくなるようです。待ち遠しいですね。

 今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。       合掌