今週のごあいさつ
金毘羅院は無事です。それから夏の大祭をやります。
先週の7月7日以降、中国地方に大雨が降り続きました。そしてその中でもここ倉吉市が特に降水量が多かったようで全国のニュースでも取り上げられていました。
ニュースを見て多くの方からもご心配をいただきましたが、いまのところ金毘羅院は大きな被害は受けていません。
といってもお寺からすぐのところで土砂崩れが起きたり、倉吉市内も冠水する地域も出たりしたので、金毘羅院も同様の被害があってもおかしくない状況でした。
また連日の大雨で地盤もゆるんでいるでしょうし、まだまだ気は緩められないというのが今のところの状況です。とりあえず今日はお天気が回復しています。
あんなに長時間強い雨が降り続くのを見たのも初めてでしたし、山からは滝のように水が流れてきていました。どの時点で避難をすればよいかもわからず、怖い経験をしました。
ちょうど今境内の改修工事をしていて、山側の擁壁や水路などを整えている時だったので、排水の面では工事前よりもよかったのかなと思っていますが、それでも限度を超えた雨は心底恐ろしかったです。
今回の大雨を「何事もなくてよかった」だけで終わらせず、もしまた同様の雨が降ったときのことを考えて、この経験を活かして災害の起こりにくい状態を作り上げていかなければと思っています。そうして皆様が安心してお参りが出来るお寺づくりをしていくつもりです。
いやぁ、それにしても無事でよかったです。金毘羅院は無事です。ご心配ありがとうございます。
さて、話は変わって来週の日曜日に金毘羅院の夏季大祭を行います。昨年同様参拝なしの後日動画配信という形で行うようにしました。
ワクチン接種が進んでいるとはいえ、まだ密な状態で声を出す行事は出来ないと判断をしました。ご参拝を楽しみにされていた方には申し訳なく思います。
ただ昨年と違うのは、おそらくこういった形で大祭を行うのはこれで最後になるだろうということです。去年はいつワクチンが出来るのか、いつ色々な制限が解除されるのか全く見通しが立っていませんでしたが、今年はワクチン接種も進み、出口も見えてきたように思います。早ければ11月の大祭は制限を設けずにできるのではないかと考えています。
ですから「この状況はこれで最後だ」と思い、また一日も早くこの窮屈な状況を抜けられるよう、来週の夏季大祭は全力でお祈りしたいと思っています。皆様もよければ動画を見ながらご一緒にお祈りください。
動画は22日に配信します。書き方がわかりにくく、22日に大祭があると思っている方もいらっしゃるようですが、来週日曜、18日に法要を行いますので、大祭でのご祈祷、施餓鬼供養をご希望の方は18日までにお申し込みください。
私も動画の中で少しだけお話をしようと思っています。よければご覧ください。
今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。
合掌