今週のごあいさつ
工事が完了しました。
4月に入りました。春らしい穏やかな日が続いていますね。
長い間取り掛かっていた境内の改装工事が、3月31日をもって完了いたしました。
完成検査がまだなので、それまではまだ少しやることもあるようですが、それでもほぼ終了しました。
数年かけての工事でしたので、毎日境内のどこかを工事していたり、工事関係の方がお寺に出入りしていたりという状況が長く続いていました。
完成をするとそういうこともなくなり、基本的にお参りの方以外はお寺に来なくなるようになるのでしょうが、あまりにも長く工事をしていたので、なんとなく今はそういう実感がわきません。
それくらいお寺の中の者としては、工事をしているのが当たり前な日々が続いたのですが、お参りされる方からするとそうでもなかったのかもしれません。
来るたびに入り口が変わっていたり、車を停める場所がなかったり、ご祈祷の最中に騒音があったりとご不便をおかけすることも多々あったと思います。
それでも多くの方には変わらずにお参りをいただいて、ちょうどコロナ禍と工事が時期的に重なっていたのですが、あまりそういうことは関係なく、例年通りのお参りがあったように思います。
工事も終わり、コロナも収束に向かって、今後はよりお参りがしやすくなったのではないかと思います。
工事にあたって、寺務所や会館など新しく建て直す建物も多くありました。どのような建物にするのか、お寺の中でもたくさん話し合いましたし、工事関係者の方とも何度も協議をしました。そうして一つ一つの建物が完成し、お寺の境内も整えて、ようやく完成にいたりました。
ただ、この工事を進める中で、「何を作るか」ということももちろん大切なのですが、それ以上に「ここで何が出来るのか」ということをずっと考えてきました。
今こうして工事が完了して、新しい金毘羅院としてのスタートラインにたてたと思うのですが、以前よりも色々なことを行える幅が増えたと思っています。
ただ建物が新しくなったとか、境内が広くなった、という以上に、今までよりももっと多くの方がお参りしたいと思うお寺にしていき、喜んでもらえるお寺にしていこうと思っています。
今月は大祭もあります。いつもお参りされている方も、しばらくお寺に来られなかった方も、よければ新しい金毘羅院をご覧になって下さい。いいお寺になりましたよ。
今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。
合掌