今週のごあいさつ
供養を負担にしないために
今週の土曜日、20日の10時30分と、次の週の27日の10時30分より金毘羅院にて永代供養の合同説明会を開催します。
のちのち永代供養を考えているけれど何を基準にどこを選べばいいのかわからないという方や、お寺とのご縁がなくお葬式のことなどが心配という方に詳しくお話をします。
興味のある方はどうぞご参加ください。コロナウイルス対策として人数制限を設けているので参加される方は事前の予約をお願いします。
さて、この合同説明会も始めたころから随分と回数を重ねるようになりました。回を重ねるごとにつくづくお墓のことというのはその家の話になるんだなということがわかるようになりました。同じ永代供養を求めるにしてもその家々によって事情が全く異なってくる。
家の数だけお墓の悩みもあるということを学びました。
そしてどんな事情にもなるべく合わせられるようにお墓の種類や供養のシステムを少しずつ増やし、その家に合った供養のあり方を提示できるようにもなってきました。
そのような経緯からこの度の説明会の広告のキャッチコピーをこのように変更しました。
「供養を負担にしないために」
長年お墓を提供するようになってこの「供養を負担にしないために」ということが一番目指すべきものなのだと感じ、それをそのままコピーに使うことにしました。
供養をするということはとても大切なことです。供養を宗教的なものだと思う方もいるかもしれませんが、先祖・親・兄弟、また親類縁者を悼む気持ちというのは人間の自然な心のありようだと思います。ただその弔う形式を儀式として行うのに宗教というものが必要だったのでしょう。ですから亡くなった親しい人を想う気持ちは宗教として捉えるよりも、もっと素朴で自然な心の働きだととらえた方がいいのだと思います。
ただその供養をすることに、例えば地域のしきたりや家のしがらみによって供養のハードルが上がってしまったり、あるいは金額的なことで不安があったりと様々な要因で供養をすることに負担がかかってしまうことがあります。
そういった方たちの事情になるべく沿えるように、そして負担と感じている部分を減らせるように取り組みをしています。
永代供養の合同説明会もその一環です。もしよければ参加してみてください。
今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。
合掌