今週のごあいさつ

まぁいっか

 先日妻と話をしていて、「子供たちがいろんなことを、(まぁいっか)と思えるように、親である自分たちも(まぁいっか)が口癖にならないといけないね」といった話をしました。

 自分が思っていたように物事がいかなかったとき、自分の理想と結果が違ったときなどに、軽く「まぁいっか」と言えるか言えないかで、変に思いつめたり、周りのせいにしたりすることがずいぶん減ると思うのです。

 ここでもたびたび書いていますが、「諦める」ということを上手に扱えるかどうかで生き方の楽と苦しみの度合いが変わってくるものです。

 「諦め」というとネガティブなことに感じるかもしれません。人を叱咤するときに「諦めるな!」とか言いますもんね。有名な漫画の有名なセリフに「諦めたらそこで試合終了ですよ」というものもあります。

 諦めちゃったら今までの努力が無駄になるとか、ここで諦めてしまうことで、後々に影響が出るということは、もちろんあると思います。

 そういう、踏ん張るところで踏ん張れる力というのはとても必要で、そういう場合の「諦め」はやっぱりよした方がいい。諦めないことが大事な時はたくさんあります。

 一方で、妙なこだわりを持って「こうでなければならない」と思い込んでいる時や、完璧しなくちゃいけないと思っている、ということも人にはよくあります。「視野が狭くなっている」と言われるときですね。

 こういう時は「自分の思いや考えを諦めきれない」時だと思います。周囲から見れば「もう少し柔軟にものを考えたら楽になるのに」と思われていても、自分の思いで自分を縛っているというのでしょうか、「こうしなければいけない」が先に来すぎて心が固くなってしまう。

 こういう時、実はかなり心が苦しいんですね。だけどなんで苦しいのかが自分ではわからない。そしてこの苦しみが解決するためには自分の思うとおりにならなければいけない。そんな風に考えて、さらに自分を縛ってしまう。

 私にも身に覚えがあって、自分で書いていてもちょっと胸が苦しくなるようです。

 でも、こういったときに「まぁいっか」と思えたり言えたりするとずいぶん心が軽くなるんです。

 考えの根底に、「自分の思い通りにはならない」があれば、自分の理想と多少の誤差があっても「まぁいっか」で済ませられる。

 特に人間関係なんて、それぞれが自分の思い通りになってほしいと思っているものだから、そこにすれ違いが起こるのは当然のことです。

 そこで「まぁいっか」が言えたらすごく楽になれます。こういう場合の苦しみの原因は周りじゃなくて、自分の心のとらわれだから。そして、自分の思い通りになることが正しいことではないのだから。

 諦めちゃいけないときにはしっかり踏ん張って、諦めた方がいい時には「まぁいっか」で自分の気持ちを軽くする。

 諦めを上手に扱える諦めの達人が、苦しみの少ない人ということでしょうね。

 まずは我々夫婦で「まぁいっか」を口癖に出来るようやってみます。後々子どもたちに「すごい適当な夫婦かも」と思われるかもしれませんが。

 今週も最後まで読んでいただきありがとうございました        合掌