今週のごあいさつ

とりあえず書き始めたり、言い始めれば、なんとかなる

 お盆も終わり、月曜日から日常に戻る方も多いと思います。

 今年は関東に台風が接近して、交通にもずいぶんと影響があったようです。台風はいつ来ても困りますが、今年の台風はなおさらですね。

 去年もちょうどお盆の時期に台風が来て、あの時は鳥取県内で大きな被害が出ました。佐治の方は橋が崩落していまだに復旧されていませんし、三朝温泉も様々な施設が被害を受けました。

 また過去最高の暑さを今年も更新していますが、それに加えて雨が降らない地域も多く、一方では危険なほど雨が降るところもあれば、まったく降らないところもあって、夏がどんどん過ごしにくくなるなぁと感じています。

 

 暑さや、休み明けのけだるさなど、体調が安定しないときです。頑張りすぎず、体を守りながらゆっくりやっていきましょう。

 かく言う私も、お盆の疲れが出てきたのか、なんとなく燃え尽き症候群のような、気力がいまいちわいてこないような感じになっています。

 こういう時はあまり書くことがないというか、何かを深く掘り下げて書くのが難しいので、さて、何を書くべきか、と筆がとまります。

 よく、「感謝の気持ちをもって過ごしましょう」と言われます。

 感謝ってとても大事ですよね。「自分はこんなに頑張っている」とか「大変なんだ」と思いながら生きていくより、「みんなに助けられてやれています」と思っている方が心軽やかに過ごしていけます。

 お寺でいえば「仏様のおかげをいただいて生かされています」とか。そう思えるのはとても大事なことです。

 とは言え、常日頃感謝の気持ちを持ち続けるのも難しいですし、対面で感謝を伝えるのも、それほど簡単なことではありません。

 親しい人でも、それほどではない人でも、面と向かって感謝を伝えるのって、意識するほどやりにくいですよね。

 そこで、最近「これいいな」と思っていることがあって。

 まず最初に「いつもありがとう。」と心の中で言ってみる。その時点で誰に対しての感謝なのかはわからないけど、まず「いつもありがとう」と言ってみる。

 そうすると不思議なもので、誰かの顔は浮かんでくるのです。家族でも友人でも同僚でも。

 そして顔が浮かべば、おのずとその人に対する具体的な感謝していることが出てきます。

 「なんだかんだ言っても、いつも一緒にいてくれる」とか「あの時にこんな気配りをしてくれた」とか色んなことが。

 そんな風に心の中で考えてみてもいいし、何かに書いてみてもいい。そうすると、「ああ、自分はこの人に対して、こんな風に感謝の気持ちをもっているんだな」という気づきが生まれます。

 そして感謝の気持ちがわくと心も穏やかになる。

 なんとなく気持ちがクサクサしてたり、ストレスが溜まっている時でも、まず「いつもありがとう」と思ってみる。そうすると優しい気持ちになれますし、その人に対しても接し方がいつもより柔らかくなる。

 これけっこういいなって思っています。よければお試しあれ。

 ということで、ちょっと燃え尽きていてもなんとか書くことが出来ました。感謝感謝です。

 今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。      合掌