今週のごあいさつ

ちゃんと寝て、それから色々やろう

 9月に入りました。

 まだまだ暑い日が続くようですが、9月に入ると少し年末のことまで視野に入ってくるというか、「あと4か月で今年も終わるのか。うかうかしていられないな。」という焦りに似た気持ちになります。

 そういえば、去年の今頃は、あと1か月に迫った金毘羅院の50周年慶讃法要に向けて色々と準備をしている頃でした。

 あの時は、「この法要が終わればようやく落ち着くぞ」と思いながら日々を過ごしていましたが、終わってみればなんとなく気ぜわしいまま今に至っているような気がします。

 とはいえ、あのような大きな行事が無事に終えられたことは、1年近くたった今でもほっと胸をなでおろす思いがあります。

 8月までは無邪気さや、がむしゃらさをもって日々を過ごしていましたが、9月に入ると、なんとなく後ろを振り返ったり、ちょっと先を見てみたりしてしまうものですね。

 まだじゅうぶん暑いのにな、と思いつつも。

 昨年の慶讃法要について書いたものだから、そのままそれについて続けて書いてみます。だいぶ個人的な話です。

 法要が終わった後も、11月の大祭や、続けてお正月・節分などお寺も慌ただしくしていたので、ゆっくり落ち着く間はあまりなかったのですが、気持ちの方は少し燃え尽き症候群のような感じになりました。

 大きな行事に向けて、無理にでも気力を出していた反動が来たのか、やるべきことは多くあっても、そこに気力をみなぎらせて取り組むことが難しい時期がしばらく続きました。

 そういうとき、「まあひと段落したのだから、少しくらい気力がわかなくてもいいか。」と思ってしまえれば楽なのですが、それなりにやることも多いので、そこに向かっていく気力がわいてこないというのは、なかなか苦しかったりするのです。

 そういう時、無理に「頑張らないと」と思ってしまうと、さらにしんどくなりますよね。

 その「頑張らないと」も、ちゃんとできていない自分をどうにかしたくて思う時と、誰かに頑張っている姿を見せないと、と思って頑張っているふりをしようとしてしまったりと、色々な「頑張らないと」のパターンがあったりして。

そういう自分で自分を苦しめるような時があったなぁ、と思います。

 そんなあれこれからちゃんと抜けたのは、今年の6月ぐらいなのかなと思うので、わりと長い間燃え尽きていたようです。

 それで、そんな時をとりあえずやり過ごすのに一番効果があったのが、しっかり睡眠をとることだったように思います。

 体が疲れていたら単純に気力もわきません。ただでさえ燃え尽きているところに気力を出そうというのなら、まずは体が元気なこと。

 疲れているのに無理に頑張ろうとすれば、そりゃ体によくないですよね。

 やっぱり寝るのは大事だな、と今さらながらに思いました。

 しっかり寝た後に、運動したり、楽しいことをすることで、徐々に気力を取り戻していけたのではないかと思います。

 夜しっかり寝て、出来るなら昼寝もちょっとして。それくらいがいいですよね。日本人は睡眠が足りていないらしいです。お互い気を付けましょう。

 今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。         合掌