今週のごあいさつ

お盆の時期になりましたね

猛暑から一転、久しぶりに雨が続き、「日が出ていないだけでこれだけ気温が違うのか」ということを身をもって実感しています。

 ただ場所によっては大雨が降っているようですし、こちらもそれなりにまとまった量の雨が降り、お墓参りが暑くないようにと立てていたテントが、雨水の重みでひしゃげてしまって、急遽撤去するといったトラブルもありました。

修理しようにも解体しようにも業者さんもお盆休みに入っているので、しばらく墓地の片隅に骨組みだけのテントを置いておかなければいけません。なかなかショックな出来事でした。

 お墓参りも、例年この連休辺りから増え始めるのですが、さすがにこの雨だとお参りされる方も少ないですね。確かにこの雨だと外出する気になれません。せっかくの三連休なのに残念です。

 とはいえ、お家にうかがう棚経や、お寺で初盆のおつとめをしたり、明日はお盆の合同供養を行ったりと、お盆に関するあれこれが始まりました。

 

 今年は特に「お盆までにお墓を移転したい」とか「納骨をすませたい」という依頼が多く、連日お墓じまいのおつとめに行ったり、納骨の法要をしたりと慌ただしくしておりました。(お寺以上にお墓の移転や撤去をする石材店さんが大変そうでしたが…)

 「盆と正月」という言い方をしますが、お正月は年の節目、お盆というのは供養ごとの節目なのですね。

 ここで度々書いているのですが、お寺の役割の一つに「祈る場所の提供」があると思っています。

 「祈る」という行為は理屈を超えて人間に必要なものです。ただ日常の場所では世俗的過ぎて祈りに身が入りにくいです。

 祈るための場所には清浄さであったり、厳かさが必要になります。だから神社仏閣は普段からきれいに整われ、かつ日々祈り続けられて厳かな雰囲気を保つことができます。

 ただ、今回お墓じまいに行った墓地は、管理が行き届いていないのか、全体的に荒れていて、草は生え放題、ごみも散乱していて異臭もする。

 確かにこういう場所ではお祈りもしにくいし、お墓に入っている人たちにも申し訳なく思ってしまいます。

 自家の区画だけであれば掃除もできるでしょうが、他家の区画まではなかなかさわるづらいもの。それならと、お墓じまいしてお骨を移したいと思うのもうなずけます。

 祈るためには環境が大切。どうぞお盆の間、お墓をきれいにしたり、お仏壇を清めて、お供えをして、ご先祖様が帰ってきやすく、そして自分もお祈りしやすい環境を整えてください。

 今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。        合掌