今週のごあいさつ

秋の大祭、成満しました

11月3日に秋の大祭を行い、成満することができました。

大祭前はお天気については大丈夫だろうと思っていたのですが、当日の2,3日前から天気予報で「3日は雨」となり始めました。

いつもお手伝いいただく方から、「裕全さんが天気は大丈夫だと言うと必ず雨が降る」と言われ、「そうなのか?!僕のせいなのか?!」と責任を感じていましたが、当日は午前中何度か雨が降ったものの、柴燈護摩・火渡りの間はスカッとした晴天に恵まれ、日差しが暑いくらいでした。

よかった、これからも僕は「天気は大丈夫。」と言ってもいいんだと安堵しています。

 お天気にも恵まれ、また全国的にコロナウイルスが落ち着いてきて、多くの方に参拝していただきました。参拝者を迎える行事が久しぶりだったので不安な面もありましたが、変わらぬお参りをいただき感謝しております。

 ただ内容に関しては、これまではスムーズにできていたことがいまいちうまくいかなかったり、普段ならもっと抑えられるはずの火力がうまく落ちなかったり、想定していないアクシデントがあったりと色々と反省する点が多かったです。これに関してはお参り頂いた方にも不便や不快な思いをさせてしまったと深く反省をしております。しっかりと改善をして次につなげていこうと思います。

 なんだかこのコロナが色々な転換のきっかけになったなと思います。コロナが落ち着いたからと言って、元の通りに戻るのではなく、大きく変化をしなければならない。そんな感じを抱きました。

 もしコロナウイルスの第6波が猛烈なものでないならお正月・節分と従来通り行えるのかなと思っていますが、こちらもどのような形にしていくのかを模索しながらやっていこうと思います。

 そういえば、アクシデントと言えばこんなこともありました。いつも大祭の時にお供えをするお餅は寺で作っているのですが、今回、いざ餅をつこうと思ったら餅つき機の部品が一つ見当たらず、しかしすでにもち米を蒸した後だったので、急遽臼を出して杵づきで餅をつきました。

 久しぶりに餅つきをしましたが、やっぱり疲れますね。3回つきましたが、まさか大祭の直前にこんなにくだびれることをするとは思いませんでした。おかげで大祭の日は全身筋肉痛でした。

 でも大祭が終わってお下がりのお餅を切って食べてみたら、やっぱり杵づきのお餅は滑らかさが違いました。こんなに機械づきと違うのかということを改めて感じることができました。あとやっぱり、餅つきは疲れますけど、やっている時は楽しいんですよね。気分が盛り上がります。まぁ、もう大祭直前にはやりませんけど。

 毎年お正月の2日にはお参りの多い時間にあわせて餅つき体験をやっていましたが、まだ飲食のお接待は厳しいかもしれません。そちらも状況をみて判断します。

 もう来年のことを話す時期になりました。今年ずっと感じていた閉塞感がスッキリ晴れる年になるといいですね。

今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。

合掌