今週のごあいさつ

今年の連休を終えて

連休も今日で終わりです。コロナ以降久しぶりに開放的な連休でしたね。緊急事態宣言とかまん延防止法なんて言っていたのが随分前のような気がしますが、そういった対応で窮屈な思いをしてきたので、今回の連休は特に噛みしめるような思いがあります。

 感染しないように、感染させないようにと気を使い続けてきましたし、人の目にも神経を使ってきました。そういったあれこれを、とりあえずいったん終わりにしようか、という時期がきたように思うので、気持ちがだいぶ楽になりましたよね。

 ここ最近はマスクをしていない人も増えてきました。ちょっと前だと「信じられない!」といった目で見られていましたけれど、それを許せる気持ちの余裕ができたことは本当に良かったと思います。

 

 連休中はお陰様でたくさんのお参りをいただきました。コロナ期間中はお参りを自粛していて、ようやくお参りできました。という方もおられて、ちょうどコロナの間にお寺の工事が完了したので、久しぶりにお参りされて、寺の様子の変わりように驚かれていました。「どこから入っていいのかわからなかった」という声も多数あったので、案内の看板も必要だなと話しているところです。

 あとはお墓にお参りされる方も多く、連休で家族がそろったのでお参りに来られているのかなと思ってみていましたが、お休みを使ってでもお参りに来よう、と思ってもらえる場所になっているのは、ありがたいことです。

 それから、本日で四国八十八ヶ所お砂踏みも終了となります。今年から場所を変えての開催だったので、しつらえ等で不便があるといけないなと思っていましたが、特に不満の声も聞かず、無事に終わることが出来たのでホッとしています。新しい畳に画鋲をさすのはかなり勇気がいりましたが。

 お参りもコロナ期間中と比べても多かったようです。色々なことがありましたが、こうしてお砂踏みを続けることが出来て良かったです。

 コロナ期間中、傷つくこともたくさんあったし、不安の中で手探りに進むような状況が長く続きました。それがようやくひと段落ついて、形が変わってしまったこともあるけれど、必要以上に怖がることも少なくなるのではないかと思います。

 これからは元に戻らないものごともたくさんあるでしょうが、少しずついろんなことを回復していく時期になるのでしょうし、お寺がその手助けとなる場になれば、なおいいなと思っています。

 今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。        合掌