今週のご挨拶

【脳科学からも実証される仏教のすごさ】 5月19日

新緑の綺麗な時期になりましたね。少し暑すぎる時もありますが青々とした緑を目にするとこちらもさわやかな気持ちになります。 今日明日と金毘羅院では団体参拝を組んで四国札所への巡拝をしています。雨風が強いようなので道中の無事を祈っております。 もちろん金毘羅院の門は開いておりますのでお参りの予定がある方もご安心してお参り下さい。


さて、私たち僧侶は普段から自己を見つめるという時間を設けています。朝夕のおつとめだったり、宗派は違いますが座禅を組む方だっています。そのようにして自身の内面を見る作業をしていると自分の思考や意識を考えるようになります。そんな時、やはり「脳」というものを意識します。現代では脳科学も発達しているので参考のためにわかりやすく書かれた脳科学の本を読んだりもします。 そこに興味深いことが書いてありました。

私たちは普段の生活で様々なことを選択して生きています。そしてそれを私たちは「自分の自由な意志でその都度決定していっている。」と思っています。ところが生活のパターンを研究してみると私たちは行動の80%以上がお決まりの習慣に従って暮らしているらしいのです。つまり「自分の自由な意志」というのは錯覚だというのです。では自分の「意志」ではなく何によって自分は普段行動しているかというと「周囲の環境や刺激、あるいは普段の習慣」によって自分の行動は決められているというのです。けれども本人はそうは思わずに、自分の意志で決定した「つもり」になっている、ということらしいです。

といったことが現代の研究でわかってきたということなのですが、実は仏教ではずっと昔からこういったことが理解されていました。 今でこそ「無意識」という概念は周知されていますが、現代の科学で無意識が取り上げられるようになったのはつい最近のことです。しかし仏教でははるか昔から無意識の存在を認識していました。 私たちが普段の生活の中、五感を使って体験したことは最終的に無意識という無尽蔵な蔵の中に積み上げられていきます。そしてその蔵の中では「いい」とか「悪い」といったことに分けられるのではなく、それそのままのものとして積み上げられていきます。 そうしてその無意識の蔵の中にあるものから、まるで煙が上がってその煙の臭いが衣服に染み付くように私たちの行動に影響を与えていきます。 つまり自分の無意識の蔵に入っているものによって自分の行動パターンというものが決まっていくということです。 これが脳科学で言う「周囲の環境や刺激、あるいは普段の習慣によって自分の行動は決められている」ということです。そして人はその無意識という蔵の影響で自分が行動しているとは思わずに、自分の確固たる意志によって意思決定をしているのだと思い込んでいるのです。

ここまで書いてなんか小難しい講釈を垂れているなとおもうのですが、言いたいことは簡単なことです。 そのように無意識という蔵に入っている物事によって自分の行動に影響があるのなら、その蔵の中を「善いもの」で満たしてしまえば良い行動ができ、ひいては良い生き方が出来るのです。 では善いものとは何か。それは他人に施すこと。自分の生き方を戒めること。恥や怒りに対して感情的にならずに耐えること。物事に骨惜しみしないこと。心をニュートラルにすること。 そうしたことで無意識という蔵を満たせば智慧のある行動を、「自分が意識しなくても」とれるようになります。

こういったことが仏教で言う「修行」になります。 みなさんも「修行」と思わなくても、「善い経験をしていけば良い生き方が出来る。」とおもって普段から生活していけばきっと物事が変わってくると思います。 どうか実践してみてください。

今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。

合掌

5月の行事予定

5月1日(月)    朔日祭 »
4月20日(土)~5月6日(月)
四国八十八ヶ所お砂ふみ »

5月18日(土)  先祖供養の日
5月24日(金)  水子供養の日

行事予定
ご祈祷

ご 祈 祷

ご供養

ご 供 養

年中行事

年中行事

お祈り守り

お祈り守り

ぼけ封じ

ぼけ封じ

葬儀・墓地

葬儀・墓地

ご祈祷

ご 祈 祷

ご供養

ご 供 養

年中行事

年中行事

お祈り守り

お祈り守り

ぼけ封じ

ぼけ封じ

葬儀・墓地

葬儀・墓地

金毘羅院について
団体参拝
その他の活動
出張のご案内
...
トップへ戻る