金毘羅院

大 平 山 金 毘 羅 院

おおひらさん こんぴらいん

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7月 行事予定

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今週のごあいさつ

【諸行無常と現状維持バイアス】 7月5日

「諸行無常」という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。一番有名なのは『平家物語』の序文、「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」という一文ですが、この諸行無常というのは仏教の言葉です。
「諸行」というのは「あらゆるもの」という意味で、「無常」は「同じ状態ではない」という意味。言い換えるなら「あらゆるものごとは変化し続けるものだ」という意味になります。
この諸行無常というのはお釈迦様が悟りを開いて発見されたことです。ただこの教えが日本に入ると少々解釈が変わってきて、日本で「無常」といえば、どちらかというと「滅びゆくもの悲しさ」とか「わびしさ」といった感傷的な趣が強くなります。一方お釈迦様が覚ったインド発の「無常」というのはもっとクールで、「あらゆるものは瞬間瞬間で変化し続けている。」「細胞や分子など常に変化していて同じ状態であるものはない。」「それが真理だ。」といった感じになります。
ただここで困るのは、人間というのはそもそも「無常」ということを言葉では理解できても、心の芯からわかることが難しい生き物なのです。
本来あらゆるものは変化し続けているのだから、同じ状態であり続けられるわけではない。というのはわかっているつもりでも、それが自分のこととなると分からなくなるんですね。
例えば健康。常に変化し続けているのなら老いたり病気になったりするのは当然です。もし赤の他人が老いたり、病気になったり、亡くなったりしても「人間そういうものだろう」と思うはずです。
しかしそれが自分や家族、親しい人たちのこととなると、「なんで病気にならないといけないんだ。なぜ老いるのだ。どうして死ななければいけないんだ。」と思ってしまうのです。
あるいは経営をしていると様々な要因で良くなることもあれば、今回のコロナ騒動のように悪くなることもある。それは当たり前のことです。けれど「なぜ常に安定してよい状況が続かないんだ。」といって苦しみます。
つまり人の苦しみというのは、世界は本来無常で変化し続けているにもかかわらず、変わっていくことが受け入れられないがために生まれてくるんだ。というのが仏教の観察です。
そこで修行をして瞑想をして自分自身を観察し、あらゆるものは変化し続けているんだと理解できるようになり、そうしてあらゆる苦しみから脱する。というのがお釈迦様の教えになります。
こう考えると仏教って本当に普遍的な教えなんだということがわかります。

さて、先日「現状維持バイアス」というのが人間にはあって、それが原因で悩んだり苦しんだりする。ということを知りました。
「現状維持バイアス」とは何かというと、人間というのはとにかく「今この状態」であり続けることを好んでしまう。一度そういう状態になってしまうと変化することを嫌い、状況が変わらなくなる。というのが現状維持バイアスです。まさに無常を受け入れられないためにおこる苦しみです。
そしてこれの一番怖いのが、傍から見たらすごく悪い状況にいるのに、本人は現状を維持しようとしてしまう、ということにあります。
例えばろくでもない恋人と付き合ってしまい、暴力を振るわれたりお金を使い込まれたしして、周りからは「別れろ」とすすめられるのに、いつまでもその人と一緒にいようとする。
他にはブラック企業に勤めて心身ともにボロボロなのになかなか辞められなかったり、というのもこの現状維持バイアスがかかっているためだと考えられます。
どんなに悪い状況でも変化を嫌うあまり同じところに居続けてしまう。こういうこと自分でも周りの人でもそういう経験はありませんか?
このようになってしまった時の対策は、とにかく何か変化をすることなのだそうです。引っ越ししてもいいし、着ているものを変えるでもいい。まずは自分が変われることをわかることが大切なのだそうです。

人間というのは不思議なものです。ものごとが変化し続けていることは事実なのに、それが受け入れられずに変化を嫌い、結果自分をすごく悪い状況にしてしまうこともある。
昨日の自分と今日の自分は違う。見た目には変化はないかもしれないけれど、確かに違う。変化することを良く思おうと悪く思おうと、変化をすることには変わりがない。それならば変化を受け入れる練習をする方が、苦しみが少なくていいような気がします。
何千年たっても人間が苦しむ理由は変わらない。仏教を学ぶとそんなこともわかってきますね。

今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。

合掌

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昭和37年、それまでは岡山県新見市を中心に活動をしていた先代の住職が、 新しい布教の場を求めて托鉢修行を発願いたしました。 その時に倉吉の地で 知り合った方から現在の金毘羅院の基礎となる土地を譲り受け小さなお堂を 建立しました。これが当山の始まりです。

その後、数度の建て直しを経て平成2年に現在の本堂が落慶されました。現 在ではご祈祷を中心に参拝者のご相談を聞くお寺として、地元や近隣の県よ り多くのお参りを頂いております。

また平成23年からは金毘羅院墓地「照光苑」を開き、永代供養墓「還阿堂」 を建立いたしました。

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金毘羅院では団体参拝を受付けております。祈願ろうそく、ぼけ封じ絵馬からお選びいただきます。

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金毘羅院では年に4回、松江と福山に出張しております。どなたでも自由にご参加いただけます。