今週のご挨拶

【山に入って気づくこと】  6月23日

6月も後半に入りました。こちらはまだ梅雨入りしていないそうですが、天気予報を見ると雨の予報が続いていますのでもうそろそろではないかと思っています。本日は福山への出張日で朝から住職たちがうかがっています。お参り下さる皆様ありがとうございます。

さて、先週から引き続き大峯山に登るお話ですが、今回はちょうど山に登る日に雨が当たってしまいました。登る身としてはお天気の方がいいのですが、その時は雨のない日が続いていたようで吉野の人たちは「行者さんが雨を運んできてくれた」と言って喜んでしました。

大峯さんには朝の3時から登り始めます。お天気がいいと空に天の川が見えることもあるのですが今回はあいにくの天気だったので見られませんでした。
今回は登る前に少し腰を痛めていたこともあり、山に入ることに若干の不安がありました。それから途中で足を痛めたらとか、足をすべらせて滑落をしてしまったらどうしようとか、登る前はとにかくいろいろなことを不安に感じていました。


それでも不思議なのは歩き始めるとそういった不安というのはいつの間にか無くなっているものなのです。もちろん足を痛める可能性も、滑落する可能性も十分あるのですが実際にその場所に足を踏み入れたことで肚が座ってくるのでしょう。頭の中でぐるぐると不安を巡らすよりもずっと心が揺るがなくなってきます。

気持ちが定まると呼吸も定まります。初めのうちは修行とは関係のない日常のあれこれが頭の中に浮かんできて歩くことだけに集中していない状態だったのですが、やはり足を使って一歩一歩登っていく為にはそれなりのリズムが必要になってきます。そしてリズムに必要なのは呼吸です。
初めのうちはごちゃごちゃしていた思考もやがて呼吸に集中するようになります。この呼吸が乱れると体への負担も大きくなるので気をつけながら、その時のペースやその時の場所に合わせて呼吸を乱さないように歩いていく。今回は特に連れの人ともあまりしゃべらずに登ったのでそういったことに例年よりも意識を集中することが出来ました。
そうするといつもよりもずっと楽に登ることが出来ました。
年齢が上がると体力もだんだん落ちてくるので、体力的な心配もだんだんするようになってきたのですが、呼吸を整えられればこんなにも楽に登れるのかと、もう何度も大峯山に登っていますがまた新たな発見が出来て嬉しかったです。

しかしこうして無事に降りてきてあの時のことを思い出しながらこうして文章を書いていると、今日書いたようなことは何も山に登る為のことだけではなく、日常に置き換えても当てはまるのではないかなと思います。
何事も始める前、一歩踏み出すまでは頭の中で色々と考えてしまって初めの一歩が出ないことがあります。やりだすまではやっぱりちょっと怖いんですよね。だから色んな理由をつけて先延ばしにしたり、あるいはやめてしまったり。
けれど最初の一歩を踏み出せればそこで肚がすわる。やらずに頭の中だけで悩むよりも、やりだしてしまった方が悩みは不安が減るものです。
それと、やっぱり人間呼吸が大切だということです。体調が悪い時、怒ったとき、悩んでいるとき、気づくと呼吸が乱れています。そんな時にはまず立ち止まって深呼吸。呼吸を整えて物事に向かえば乱れているときよりずっとよい結果が得られます。
山のことだけではなく、日常の大切なことを山は教えてくれます。そういったことを思い出すために毎年山にはいるのかもしれません。今年は何だかそういうことを多く感じました。

まだ書ききれないことがあるので来週も山のこと書きます。

今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。

合掌

6月の行事予定

6月1日(土)    朔日祭 »
6月12日(水) 松江出張 »
6月23日(日) 福山出張 »

6月15日(土)    降誕会
6月18日(火)  先祖供養の日
6月24日(月)  水子供養の日

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