今週のご挨拶

【リスクを低く見積もりやすい生き物】  10月14日

落ち葉の多い季節になりました。掃いたそばからまた落ちるのできりがないのですが、かといって放っておくと風で境内中に散らばってしまうので一日に何度も掃き掃除をしないといけない。これからしばらくは一日のうちのいくらかは落ち葉掃きに時間がとられそうです。

金毘羅院では毎朝5時に朝のおいのりを始めるのですが、始まる前の少しの間、お茶を飲んで早朝のNHKニュースを見ます。ちょうど5時前あたりになると毎日、振り込め詐欺防止のための呼びかけコーナーがあり、実際に起こった詐欺被害の手口が紹介されています。 それを見ると本当にあの手この手で人を不安にさせて、けっこうな金額が搾取されていることがわかります。


そのコーナーで「自分は大丈夫。と思い込まないほうがいい。」と言っていました。 確かに様々な詐欺の手口が紹介されていますが、見ているだけでは「自分はこんなことには絶対引っかからない。」と思う人も多いと思います。 しかし実際に詐欺グループから電話がかかってきて突然、警察だとか裁判所を名乗られたらびっくりして相手の言うとおりにしてしまうことも多々あるのでしょう。でなければこんなに詐欺被害が多いわけはありません。 手口だけ見ると単純なように感じますが、詐欺をする側の人間は言ってみれば人をだましてお金をとるプロです。そんな相手の口車に臨機応変に対応できる人と言うのはそんなにいないのではないでしょうか。 だから「自分は大丈夫。」と最初から変な自信を持つのではなく、「騙されるかもしれないから常日頃から知らない電話には警戒をしておこう。」くらい用心をしていた方が騙される危険は少ないのだと思います。

人は自分にかかるリスクを低く見積もる傾向があると聞いたことがあります。 自分は詐欺にあわないと思い込むこともそうですし、例えば前回の豪雨災害で自分たちの暮らしている地域に避難指示が出ていても、「自分の家は大丈夫だろう。」と高を括って避難をしなかったり、あるいは少し体調の悪さを感じても、「たぶん大きい病気ではないだろう。」と思って病院に行かなかったり。 私自身もこういう傾向はあるなぁと感じています。こういう不吉な事、不安な事というのはあまり深く考えたくないものです。 考えていたら嫌な気持ちになるし、考えることによってそれが現実になってしまうような気もして、考えることを途中でストップしてしまうということは多々あります。だからなるべく考えないように、あるいはついつい楽観視したりしてしまうんですよね。

けれどもそうして考えないようにしていて実際に悪い方に転がってしまう、ということも現実にあります。 もし悪いことになってしまったら、「やっぱりあの時ちゃんと考えて気をつけていればよかった」と後悔するはめになります。 そういったことを避けるには、自分がリスクを低く考えたときに、「そうだ、人はリスクを低く見積もるんだった。」と思いだして、そうなっている自分を認めて、その上でその先のことを考えていく。そういう訓練をしておいた方がいいのだろうと思います。 誰しも嫌なことを考えるのは気分のいいものではありません。けれども見てみぬふりをしていると後でもっと大変なことになる可能性もあります。 そうなる前に「リスクを低く見積もる自分」を認めて、考えを先に進める勇気を出す必要があるのではないでしょうか。自分を信用することは大切ですが、根拠のないところまで自信をもっていないか、考えてみるのもいいと思います。

今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。

合掌

10月の行事予定

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10月18日(木)  先祖供養の日
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