今週のご挨拶

【掃除という修行】  8月19日

お盆も過ぎて朝晩が少し涼しくなりましたね。日中はまだまだ暑いですが、早朝に涼しい風がお堂を吹き抜けていくと何とも言えず嬉しい気持ちになります。記録的な猛暑となった今年の夏ですが、少しずつ季節も動いていることが実感できて安心しております。

さて、テレビを見るとよくやっているのが、手軽に手に入る道具を使ってきれいに掃除ができる、いわゆる裏技テクニックのような番組が多くあります。
その中でもよく使われているのが、クエン酸と重曹とセスキ炭酸ソーダ、すべて100円均一で手に入る顆粒状のものですが、これらを用途に合わせて使うと驚くほど簡単に綺麗になる、というのをよくやっています。
実は上記の3種、お寺の掃除でも大変役に立っています。


まずクエン酸ですが、これはバケツにお湯をはってそこにクエン酸を入れて、その中にお堂で使う仏器を入れると、仏器がピカピカになります。仏器は真鍮製なのですが、時間がたつと色がくすんできます。それをクエン酸が溶けた水につけるだけで輝きが戻ります。これは本当に重宝しています。
また重曹は油汚れに強く、焦げ付いた護摩の壇を磨くときなどに使えます。
そしてセスキ炭酸ソーダはお線香のヤニを落とすのに便利で、お堂にお供えしてある造花などは長い間お供えしているとお線香のヤニがついて色が茶色くなっていきます。それをセスキ炭酸ソーダが溶けた水につけると綺麗にヤニがとれます。ヤニが落ちた水は真っ黒になるので、それを見るのもちょっと楽しみだったりします。

とまあこんな具合に色々と工夫をしながら日々お寺の掃除をしているのですが、お坊さんの行う掃除を「作務(さむ)」と言い、作務も立派な修行の一つです。
お坊さんの修行というとお経を唱えたり座禅を組んだりするイメージがあると思いますが、それらは一つの場所に留まる動かない修行です。それに対して作務は掃除ですので動きます。この実際に体を動かすこと、これが大切なのだと思います。静の修行と動の修行、両方あることが大切なのですね。
また作務をすることによって、自分が祈る場所を整えるという意味もあるのだと思います。せっかく一生懸命祈っていても、その場所が埃まみれで汚れていたら仏さまにも祈りは届きにくいのではないかと思います。

そして掃除をするということは、自分がその場所に責任を持てるということでもあります。
自分が頑張って掃除した場所はきれいになると誇らしいものですし、少しでも汚れたらすぐにきれいにしよう、という気にもなれます。
そのようにその場所に対して責任を持てるというのも大切な心持なのだと思います。

掃除というのは面倒な仕事の一つですが、修行するつもりで、というと少し大げさかもしれませんが、その場所が綺麗になることに加えて、気持ちの面においても様々によい効果があるものです。
日々の掃除を、少しだけ見方を変えて行ってみるのもよいのではないでしょうか。

今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。

合掌

8月の行事予定

8月1日(水)    朔日祭 »
8月13日(月)~16日(木)
盂蘭盆会
8月18日(土)  先祖供養の日
8月24日(金)  水子供養の日

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